イマイのはなし

都内で働く30代のアレコレです。

麻酔分娩(無痛分娩)出産レポ

9月の半ばに麻酔分娩(要は無痛分娩ですが出産した病院では麻酔分娩と呼んでいた。)で第一子となる息子を出産しましたのでそのレポと所感です。

病院の方針による麻酔開始時期の違いや、痛みの感じ方は個人差があるのであくまで個人の感想ですが・・・やってよかったー!

 

そもそも麻酔分娩にした理由

・里帰りしないので早めに回復したかった

・とくに自然分娩へのこだわりがなく、(リスクは承知した上で)麻酔に抵抗ない

・痛いの怖い

 

メリット

・お産の進みが早く、麻酔お願いしたときには子宮口8-9cm、陣痛間隔3-4分で多少痛みは経験したものの、クライマックスの痛みは麻酔によって感じなかったので、かなり楽だったと思われます。

・会陰切開+内部の裂傷の処置が痛くなかった。(痛みある人もいるようなので)

・自他共に認める体力のない私ですが、出産2時間後から母子同室で夜中は1-2時間ごとの頻回授乳という状況にも関わらず、結構元気でした。麻酔分娩で体力温存できたからかと。あと+産後ハイかな。

 

デメリット

・麻酔によって下半身の感覚がないので、息むときにどの辺に力を入れればいいかイマイチわからず。助産師さんがわりと褒めて伸ばすタイプで、さっきより上手いよ~とか言ってくれたけど、たぶんそうでもなかったかと。

・麻酔の副作用っぽいものとしては腹のかゆみが分娩中~分娩後2時間ほどあった。まあ我慢できる程度でしたが。

・通常分娩費用に麻酔処置分が加算されるので費用がかかる。安くはなかったです。でもまあこれは考え方次第かと。私個人としては、こういう時のために稼いできたんじゃー!と思っていたし、終わってみればプライスレス・・・!という感想です。

 

ただ一つ誤算としては、出産時無痛だろうが、産後の痛みは平等だったのじゃ・・・

→治りませんでした...結局追加で二回ほど痛み止め処方してもらいに病院に。

 

以下当日経緯です。長いです。

 

予定日を1週間ほど超過したので、陣痛誘発のため入院する前日夜中に破水しました。

3:00 am 破水で目覚める。尿モレかもと思いつつ病院に電話したところ、取り合えず来てみよ!となったので、夫を起こして登録していた陣痛タクシーを呼ぶ。なんか腹ごしらえしたかったのでカステラをむさぼり食べる。陣痛はあるような無いような?

4:00 am 病院着。タクシーで25分くらい。乗ってる間に陣痛が7-8分間隔になり、痛みも強くなってきたのでこれ以上遠い病院だったら辛かったなと思う。

診察してもらって破水確定・子宮口4cmなのでそのままLDRへ。え!数日前の診察で1cmでまだまだだね~なんて言われてたのに。かなり痛い生理痛て感じ。横向きになると少し楽。目に入ったベッドの手すりがボッロボロ。数多の妊婦さんの壮絶な戦いの爪痕・・・

5:00 過ぎ? 余裕が無くなってきたので時間わからず。陣痛間隔4-5分。今まで経験したことのないタイプの痛み。子宮をぞうきん絞りされているような感じ。夫に肛門を全力で押してもらいつつ腰をさすってもらうと少し楽。ちょうど助産師さん来て子宮口8cmとのこと。そろそろ麻酔入れる?と言われるが、なんかまだいけるかもとか思ってしまい、入れてほしいときにナースコールすることに。

6:00 過ぎ? 陣痛間隔3-4分になり、も、もう無理ッスとナースコール。麻酔の先生が来るまで30分くらいかかり悶絶。無駄なやせ我慢せずもっと早く言えばよかった・・・。

6:30 am 麻酔の処置開始。夫は外に出される。ここから麻酔開始の6:48(点滴に書いてあった)までが一番つらかった・・・背中から麻酔入れるとき動かないでいるのもつらいし、陣痛時夫の代わりに助産師さんが肛門押してくれたんだけど、いまいち弱く、もっとお願いします!とか言ってた。すいません。

麻酔入れ始めは陣痛間隔4-5分の時くらいの痛みあったけど、麻酔の先生がかなりこまめに調整してくれて、徐々に痛みが引く。

8:30ごろ? 痛みがほぼなくなるワーイ!ちょっと仮眠。夫も休憩。

途中で助産師さん来て内診。子宮口全開とのこと。でも特に産む体制にならない。全開になったら即よし産むよ!だと思ってたのでアレ?っとなる。痛みはないので夫とともに、これいつ終わるんだろ・・・昼には生まれるかなとか話す余裕あり。

9:30 am 突如わらわらと人がたくさん入ってきて酸素マスクを取り付けられる。どうやら息子の心拍が急に低下したとのことでちょう不安。まだ下がりきってないけどちょっと危険なので吸引で補助して産みましょう!となっていきみ練習→本番。陣痛に合わせ排泄するときのように力を入れろと言われるが、麻酔で感覚ないので力の入れどころが分からず。必死で何回も息むが下がらず会陰切開+吸引を行う。クライマックスや〜

10:30 am 息子誕生!

でもしばらく泣かなかったためヒヤッとする。なんかすごく長い時間がたった気がした。先生たちに処置してもらって漸く泣き声が聞こえたときは心底ほっとしました・・・

諸々の処置後、多少頭がくらっとするもののすぐ夫と話したり親に連絡できるくらい元気。

 

最後不安になりましたが計7時間ちょっとの安産でした。病院のみなさまと夫と息子とそれから私、お疲れ様でした。

 

その他

・夫の肛門押しスキルが高く助かった。後で聞いたら全力で押してたから手が痛かったとのこと。あとなぜか寒かったので腰をさすって温めてもらうと楽になった。手の温かい男でよかった。

・息子は3.5kgとまあまあ大きかった